自然豊かなゆったりとした土地に建設を決めたお施主様。
この土地に建築家が設計したのは、お施主様の想定にはなかった平屋でした。要望と予算、ライフスタイルを融合させた間取り。そして周辺環境を計算したパッシブハウス設計で、好きなコーヒーを飲みながら外の景色や家族の様子をのんびり眺める。
そんなゆったりとした時間が流れる空間を生み出す建築家の設計が光るお家となりました。
敷地面積:619.01㎡(187.25坪)
延床面積:86.95㎡(26.30坪)
性能値:C値 0.35/UA値 0.34
南側に自然があり、住宅地過ぎない理想に近い土地を見つけたお施主様。
しかし、すべてがうまくはいかないもので、建築地は洪水被害が直近でありました。土地代+造成費が必要となり大きくは建てられないお施主様自身は思っていました。
そんな中、建築家が提案したプランは26坪とは思えないほど広く感じるものでした。内と外を繋ぐ開口部が、リビングとの繋がりを持ち、ゆるやかな時間が流れるようにと設計されたのがこちらのお家です。
黒で統一された中に際立つ木調ドア。造成で地面の高さを上げ、さらに基礎高も上げ洪水対策に。道路面から家の中が見えないことでプライバシーにも一役買っている。
LDKをL字にすることで開口部を増やし、目線の抜けを増やした設計。
カフェの一角のようなダイニングでは自然と景色を眺めています。
中央に配置されたキッチン。パントリーも併設され、使い勝手もよい。キッチンのライティングにもこだわった、家の雰囲気を作り出す存在です。
壁に背中を預け、本を読んだり、子どものお昼寝につかったり。それぞれがそれぞれの使い方ができる半プライベート空間。色を差した壁紙がアクセントにも。