WAGA DESIGN BUILD

窓で家は変わる

家づくりと窓

家づくりでどのような窓を使いたいか考えたことはありますか?
日照時間の少ない秋田県でだからこそ、明るい家にするための設計が必要です。
大きな窓をつければ明るさは確保できます。
ですが、大きいだけで性能が不十分な窓をつけてしまうと、断熱欠損を起こし、夏は暑く、冬は寒いなどの後悔に繋がってしまう場合があります。
今回は、明るい室内で快適な生活を送るための窓選びについてお話します。

窓と結露

窓の結露に悩んだことはありませんか?
家づくり相談をしていると、今住んでいるアパートやひと昔前に建てられた実家の窓の結露についてのお話をよく聞きます。
結露は部屋の中の暖かい空気が外気で冷えた窓付近で急速に冷やされ、空気中の水分が水滴へ変わることで発生します。
結露をそのままにしておくと、カビやダニの発生の原因にもなり、人体にも影響を及ぼします。
また結露が進むと住宅性能を劣化させ、家の寿命も縮めてしまう場合があります。小手先の対策では意味がありません。
結露知らずで快適な生活を送るためには、窓そのものの性能を上げることが必要です。

窓の結露で悩みたくない

「暑い夏」「寒い冬」を快適に過ごす

熱の出入りは窓から

足元の寒さは窓が原因

家の中で熱の出入りが大きいのは窓やドアといった開口部です。
画像のように、夏に室内へ流入する熱の約74%は窓からの侵入で、冬においては室内で暖められた熱の半分以上、約52%が窓から流出してしまいます。

例えば、夏に冷房のかかっていない家に帰宅した際、不快な暑さを感じたことはありませんか?
これは留守の間に窓の外からの日射熱で室内の床面や窓表面の温度が上がってしまったことが原因です。
日射熱の7割超が室内に流入し部屋を暑くしてしまいます。

冬の室内で暖房をつけていても、足元がひんやりすることがありませんか?
足元の寒さは窓が原因です。
真冬の窓辺では、室温の約52%の熱が窓の外に流出してしまうだけでなく、冷たい外気によって窓が冷えることで室内の空気に変化が生じてしまいます。
空気は暖かければ上へ、冷たいときは下降して下に溜まっていく性質を持っています。
冬の外気によって窓の温度は下がり、窓付近の空気は冷やされ、下に降りていきます。下に降りた冷たい空気は重く、そのまま床面を這い部屋を冷やします。
その結果として暖房の効いた室内にいても足元が冷たくなってしまいます。
このように窓の性能が悪いと、冷暖房をたくさん使用しなければならず、ランニングコストがかかってしまいます。
ではどのような窓がいいのか具体的にご紹介します。

結露知らずの高断熱な窓

WAGA DESIGN BUILDでは高断熱な窓を推奨しています。
中でもぜひ取り入れて欲しいのは「トリプルガラス」「ガス入り」「樹脂サッシ」です。

①複層ガラス
窓のガラスは使用されている枚数によって断熱性能が異なります。シングルガラス→ペアガラス→トリプルガラスの順に使用されているガラスの枚数が多くなっていき、枚数が多くなるほど高断熱になります。さらにガラス表面にLow-E膜(特殊な金属膜)をコーティングしたものや、複層ガラスの間を真空にしたもの・ガスを封入しているものもあります。ガラスの枚数が多く、加工されているものほど価格は高くなりますが、断熱性能は上がります。

②ガス入り
複層ガラスにはガスが封入されているものがあります。封入されているガスは、アルゴンガス・クリプトンガスの2種類があります。これらのガスは不燃性であり、アルゴンガスは空気に比べて熱伝導率を約30%、クリプトンガスは約60%抑えることが可能です。どちらのガスも空気より熱伝導率が低いので、断熱性に非常に優れています。

③樹脂サッシ
サッシには、アルミ製・アルミ樹脂複合製・樹脂製があります。アルミ製は軽量で扱いやすく、耐久性や防火性に優れており、サビにくいという特徴があります。コストも安いのですが、熱伝導率が高く、断熱性は低いです。また結露を起こしやすいのでおすすめしません。
アルミ樹脂複合製は室外を耐久性のあるアルミ+室内を樹脂にすることで、コストを抑えて断熱性を高めています。アルミ製に比べると、断熱性が高く樹脂製に比べると丈夫ですが、半分がアルミ製のため結露は起こしやすいです。
樹脂製は熱伝導率が低いです。樹脂製はアルミ製に比べて約1,000倍も熱を通しにくいため、暑い夏や寒い冬でも室内温度の変化を少なくさせます。結露も起きにくいです。

おすすめの窓は複層ガラスガス入り樹脂サッシ
大きな窓でも快適な家
先日は断熱材の種類についてのお話でしたが、断熱材だけにこだわっても窓の性能が良くなければ、窓からの熱の出入りが多くなります。
そうすると冷暖房費がかさみ、もったいないですよね。
窓の性能は住宅の性能や大切な家族の健康にも直結します。
夏は熱中症、冬はヒートショックのリスクが高まり、大切な家族の健康を脅かすことになりかねません。

高性能な窓にすると、大きな窓をつけても断熱欠損を起こすことがなく、秋田県の暑い夏も寒い冬も快適に過ごせます。
また、冷暖房を効率よく使用することができ、1年中快適な室内を作ります。
初期コストはかかりますが、窓の性能を上げると冷暖房費が年間約8%~30%もダウンするというデータもあり、ランニングコストを考えると高断熱な窓をおすすめします。
永く住む家ですので窓も慎重に選びたいですね。

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