坪単価のシリーズもラストとなりました。
3回目の本記事では、坪単価で住宅会社を選ぶ危険性、そして住宅会社選びのポイントをお伝えしていきたいと思います。
全3回すべて読んでいただいた方は、坪単価の捉え方が会社によって随分異なることをご理解いただけたかと思います。そして住宅会社を選ぶ際に、坪単価のみで住宅会社を比較することがどれだけ危険なことかもご理解いただけたかと思います。坪単価で住宅会社を選ぶということは、全く違う土俵にいる会社同士を比べていることと同意です。
高性能な窓ガラスや外壁材料、ハイグレードな住宅設備を標準にしている会社と、性能や品質よりも低価格を重視している会社の坪単価を比較した場合、当然後者の会社は坪単価が低くなります。価格のみで住宅会社を決めてしまい、住んで3年もしないうちに品質不良が見つかり後悔してしまう。これでは夢のマイホームが「負の資産」になってしまいます。
一番大切なポイントは、この坪単価に何が含まれているのかをよくチェックすることです。住宅性能のレベルや、住宅設備のグレード、外構工事の有無、構造計算やアフターメンテナンスなど、自分の家づくりにとって大切な条件がしっかりと含まれているのかを確かめましょう。