自分たちにピッタリの住宅を建てるためにも、同じような家族構成や趣味を楽しんでいる人たちの暮らしも参考にできたら便利ですよね。
今回のオススメ本では、既に理想のマイホームを手に入れた、いわば家づくりの先輩たちが暮らすお家の様子を図面や写真で見ることができますので、いろいろな物件を見て良いとこどりしたいなとお考えの方は必見ですよ。
「家じゅうを見渡せるキッチンが欲しい!」
「オンリーワンな外観のお家に憧れる♪」などなど…
家づくりで叶えたい要望についてアレコレ考えるのはとても楽しい時間ですよね。こちらの本では、そんな叶えたい要望別に住宅事例を見ることができるので、要望はあるけれど実際どんな風な住宅が出来上がるかまではイメージできていないという方にとっては嬉しい読み方ができる仕組みとなっています。
また、この本で紹介されている住宅は全て家づくりのスペシャリストである建築家によって設計されています。
『広いリビングが理想』『家事のしやすい家が欲しい』『庭のある暮らしがしたい』など、よく家づくりの要望として挙げられるこれらを建築家がどのように設計していったのか、その点もこの本の注目ポイントです。
そして、今回は特別に本で紹介されている事例を少しだけ紹介したいと思います。
こちらの住宅で暮らす施主様が叶えたかったマイホームの夢が【効率的に家事がしやすいこと】【友人を招きやすい家にすること】でした。
招いた友人と寛ぐLDKは、写真のようにプライベートな部分が見えにくいよう設計されています。この写真だけを見ると収納が少ないようにも思えますが、物があちらこちらに溢れないよう収納スペースは家事動線・生活動線も考慮した上でしっかりと設けられています。各所の収納スペースの様子は写真付きで掲載されているので、ぜひ本の中で確認してみてくださいね。
ちなみに、私がこちらのお宅で感激したのがこちらのスペース。
リビングから見上げた際に洗濯物が丸見えにならないよう天井よりも低い位置に設けられた階段ホールの室内物干しスペース。
これだと洗濯物が丸見えになる心配もないので、洗濯物を干したままでも気兼ねなく客人をリビングに招くことができますね。まさに施主様の要望通りですね。さすが建築家!
他にも『自分たちの趣味を思いっきり楽しめる暮らしがしたい』『畳コーナーが欲しい』などの要望からつくり出されたお家を土地の広さや家族構成と一緒に見ることができるので、まだぼんやりとしかイメージが湧いていないという方は自分がそこに住むことをイメージしながら読んでいただければ、自分たちにはどんな空間が必要なのか想像しやすくなると思います。
建築家設計が気になるという方はもちろん、そうでない方にとっても間取り検討の参考になると思いますので、ぜひ読んでみてくださいね。